三島由紀夫さん(@Mishima__Bot)のカレンダー・ブログ形式Twitter | meyou [ミーユー]

 
三島由紀夫のカレンダー形式ツイート履歴
  • 06/19(水)
  • 5 tweets
  • 13時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月19日

    私にとつて、敗戦が何であつたかを言つておかなくてはならない。 それは解放ではなかつた。断じて解放ではなかつた。不変のもの、永遠なもの、日常のなかに 融け込んでゐる仏教的な時間の復活に他ならなかつた。
         

  • 10時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月19日

    よく馴らされた家畜のやうな温順な、謙譲な肉。和尚の精神にとつては、まさに妾のやうな その肉……。
         

  • 07時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月19日

    私は禅僧にも肉体のあることがふしぎでならなかつた。老師が女遊びをし尽したのは、 肉体を捨離して、肉を軽蔑するためだつたと思はれる。それなのに、その軽蔑された肉が 思ふまま栄養を吸つて、つやつやして、老師の精神を包んでゐるのはふしぎに思はれる。
         

  • 04時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月19日

    今も私の前には、八月十五日の 焔のやうな夏の光りが見える。すべての価値が崩壊したと人は言ふが、私の内にはその逆に、 永遠が目ざめ、蘇り、その権利を主張した。金閣がそこに未来永劫存在するといふことを 語つてゐる永遠。
         

  • 01時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月19日

    『金閣と私との関係は絶たれたんだ』と私は考へた。『これで私と金閣とが同じ世界に住んでゐるといふ夢想は崩れた。またもとの、もとよりのもつと望みのない事態がはじまる。 美がそこにをり、私はこちらにゐるといふ事態。この世のつづくかぎり渝らぬ事態……』
         

  • 06/18(火)
  • 8 tweets
  • 22時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月18日

    もし人間がその精神の内側と肉体の内側を、薔薇の花弁のやうに、しなやかに飜へし、捲き返して、日光や五月の微風にさらすことができたとしたら……
         

  • 19時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月18日

    なぜ露出した腸が凄惨なのだらう。何故人間の内側を見て、悚然として、目を覆つたり しなければならないのであらう。何故血の流出が、人に衝撃を与へるのだらう。何故人間の 内臓が醜いのだらう。……それはつやつやした若々しい皮膚の美しさと、全く同質の ものではないか。
         

  • 16時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月18日

    京都では空襲に見舞はれなかつたが、一度工場から出張を命ぜられ、飛行機部品の発注書類を 持つて、大阪の親工場へ行つたとき、たまたま空襲があつて、腸の露出した工員が担架で 運ばれてゆく様を見たことがある。
         

  • 13時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月18日

    私は息を詰めてそれに見入つた。歴史はそこで中断され、未来へ向つても過去へ向つても、 何一つ語りかけない顔。さういふふしぎな顔を、われわれは、今伐り倒されたばかりの切株の上に見ることがある。ただ拒むために、こちらの世界へ さし出されてゐる顔....
         

  • 10時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月18日

    一寸目を動かし、一寸口を動かせば、彼女が拒まうとしてゐる世界は、それを合図に、 そこから雪崩れ込んで来るだらう。
         

  • 07時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月18日

    私は自分の顔を、世界から 拒まれた顔だと思つてゐる。しかるに有為子の顔は世界を拒んでゐた。月の光りはその額や 目や鼻筋や頬の上を容赦なく流れてゐたが、不動の顔はただその光りに洗はれてゐた。
         

  • 04時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月18日

    彼女は捕はれの狂女のやうに見えた。月の下に、その顔は動かなかつた。 私は今まで、あれほど拒否にあふれた顔を見たことがない。
         

  • 01時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月18日

    俺たちが突如として残虐になるのは、たとえばこんなうららかな春の日の午後、よく刈り込まれた芝生の上に、木洩れ陽の戯れているのをぼんやり眺めている時のような、そういう瞬間だと思わないかね。
         

  • 06/17(月)
  • 8 tweets
  • 22時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月17日

    私はむしろ目の前の娘を、欲望の対象と考えることから遁れようとしていた。これを人生と考えるべきなのだ。前進し獲得するための一つの関門と考えるべきなのだ。今の機を逸したら、永遠に人生は私を訪れぬだろう。
         

  • 19時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月17日

    独自性こそは、生の象徴性を、つまり彼の人生が他の何ものかの比喩でありうるような象徴性を奪い、したがって生のひろがりと連帯感を奪い、どこまでもつきまとう孤独を生むにいたる本源なのである。
         

  • 16時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月17日

    私は自分の思想に、社会の支援を仰ぐ気持はなかった。世間でわかりやすく理解されるための枠を、その思想に与える気持もなかった。何度も言うように、理解されないということが、私の存在理由だったのである。
         

  • 13時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月17日

    すべてが変っていた。ここにはたしかに平和があったが、行き届きすぎた衛生管理が、かつての軍港の雑然とした肉体的な活力を奪って、街全体を病院のような感じに変えていた。
         

  • 10時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月17日

    「人間のようにモータルなものは根絶することができないのだ・そして金閣のように不滅なものは消滅させることができるのだ。どうして人はそこに気がつかぬのだろう。」
         

  • 07時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月17日

    一生の果てに、瀕死の瞬間に、自己自身になりきらうと目指す文学がある。それを純粋な文学と私は呼ばう。
         

  • 04時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月17日

    生涯にわたつて創造力の朗らかな湧出の尽きない作家とは、 いはば内部のどこかしらに梅毒初期の症状の如きものを恒久的に手なづけてゐる作家であつて、ゲーテのやうな人間をふつうの意味で健全な悠々たる半神のやうに思ふのは俗見にすぎない。
         

  • 01時
  • 1 tweets
  1. Mishima__Bot

    6月17日

    ニイチェが孔雀のやうなきらびやかな奇警な本をつぎつぎと書いたのは、彼の梅毒初期であつた。それと知らずに 彼自身は自分が天才である証拠としか考へなかつた。しかし芸術家の健康とはかくの如きものである。
         

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