たろうさん(@taroFC)のカレンダー・ブログ形式Twitter | meyou [ミーユー]

やはり、まとまらなかった…。半年間、考えさせてもらったことを多少なりともお返しさせていただきました。「まれ」製作関係者の皆様、感想を読ませて頂いた皆様ありがとうございました。ドラマは基本は観ないですし、再びTwitter放置になるかもしれませんが感謝感謝です。

できうることなら、おっぱいという言葉、世間的にも卑猥とされる領域から、日常生活の領域の言葉として完全に取り戻したいものです。なお、母乳でなく、ミルク育児もおっぱいであることには違いはないと思います。

というのは、いま、言葉を話始めた子にまだ授乳してる身として、おっぱいは母子ともほんとに毎日毎日何度も言う言葉だから。それを卑猥な言葉とされるのは辛いし、悲しいですね。確かに世間ではそうした手垢がつきまくった言葉だけど、あ母子の間ではお互いの関係の確認のための言葉なのです。

あと、書いておきたかったのは、「失敗おっぱい世界一」について。これは、希ちゃんの家族をつなぐキーワード。おっぱいという言葉に不快感を示されている方もいたけれど、これは、おっぱいをポルノグラフィ的・性的なものとして扱うことを前提とした批判ですよね。それは嫌だなと思います。

いま書いていて思ったけれど、藍子さんは味自分の状況を母親の幸枝さんのせいにしていて、それを引きずってる人なのですね。幸枝さんのせいであるのは事実ではあるけど、その思いを抱え続けることは辛いことですよね。その背景を理解したりすることで、少しずつかたちを変えてはいくにしても。

まれの内容に関しては、私にとっては途中から希ちゃんより藍子さんを見守るドラマになってたなと思います。我母が実母にいろいろ思いを抱えてて70になっても恨み言を言うくらいなので藍子さんもそうかもなと。本当、根深いところだと感じます。

まとまりませんが、登場人物の言動への批判についてもそんなことでピンとこないことも多かったので、考え方の違いをたくさん学ばせてもらいました。そして、多分、私自身の言動は希ちゃんよりいろいろ酷いので、気づいてなかったけど、周りから嫌われてきた可能性に気づけた(笑)仕方ない(笑)

多分ですけど、実際は他人のせいにして自分を守ろうとする人の方が多いんじゃないかなあ、と感じているので、これはファンタジーならではかな。でも、素敵なことだと思います。

まれに登場する人、ほとんどが自分の有り様を人のせいにはしていませんので、これは非常にすばらしいことなのだけど、これはリアルではかなりあり得ないなーと思ってました。暗黒面にいた一子ちゃんとか初期の哲也さんとかはそんな感じではあったけど、最終的には自分を引き受けてたので。

とはいえ、この作品のファンタジーさというのは確かにありました。さて、私には希ちゃんの言動は何一つ不快ということはなくて、頑張ってるなーの一言に尽きたわけですが、それもこれも、彼女は基本的に自分の行動の結果を他人のせいにすることはなかったからです。

あまり上手く言えてないけれど、まれに出てくる人たちの特に失礼とかなんとか批判されるような言動はもっとひどい形でリアルではなされているけど、実際触れあっている人々の振る舞いに対して感じるものに近い肌触りだったなあ、と思い返してます。

わからないですが、まれというドラマはある面、単純化しないで表現することを選んでいるという印象を受けました。というのは、ここは、批判された登場人物の言動のあり方にもつながるのだけど、登場人物の振る舞いが演出的に粉飾されていないものに感じられたからです。

ドラマとは、そこの複雑なところを単純化して切り取る作業ではあるのかもしれないけれど、それをどこまで単純化するのかというのは、なかなか悩ましい判断のように感じていました。上手く表現できてないですが。

でも、現実の社会はどうも理想と比較してみれば正しくないことだらけで構成されている上に、ある人にとって正しいことは、他の人にとっては悪であることも無数にあって、更には同一人物内でも揺らいでいたり矛盾してることもある。

この点、少なくとも、登場人物の言動自体についてはドラマという性質上全て正しい行動をする人ばかりである必要はないので、問題はそれを肯定的に描くか否かの話になります。でも、それをいちいちやるとしたらやたら説教臭い画面になるのではないかと思うのです。

ただ、考えたことは、これはドラマがなんたるものかを知らないから言えることだと思うのですが、ドラマって何を描くものであるのかなってことです。というのは、ドラマで描かれる人々の振る舞いとその製作側の評価（表現として示されるもの）に政治的正しさを求める批判を読ませて頂いたからです。

私はドラマも映画もあまり観ないし、ドラマ製作について学んだこともないのでまれという作品の出来栄え自体を評価する術は持ちません。個人的に別に分かりにくくもなかったし、違和感もそれほどなかったとは言えます。

そこからいろいろ考えさせられたことはあるんですが、先ずは批判について二種類に分けて考える必要を感じてます。１つは製作陣への批判、主に脚本や演出ですね。もう１つは、登場人物の言動への批判、主に希ちゃんと圭太くんへのでしょうかね。あと二人の子どもの双子ちゃん（小学生時）へもか。

完全に自分の娘か妹かなんかそんな感じの子を見守って行くぞというスタンスでの視聴で、希ちゃんたちの暮らしを見守ってただけなんで、Twitterみたら、ストーリー展開だの希ちゃんの言動やらが批判されてたので、その視点の違いに衝撃を受けざるを得なかった。

見始めた理由は単に大泉さんが出演されるので初回くらいは観ねばと、マッサン完走で疲れ「朝ドラは見始めるときりがない」と嫌がる父を制止し視聴開始。そしたら、何このほっとけない感じの女の子は!!っとハートを掴まれ、最後まで見届けることが決まった感じでした。

読むだけだったけど最後の方になると我慢できなくなり、含蓄あるツィートをお気に入りに入れる日々に。皆様感謝です。そんなわけで、最終回によせて少しだけ呟くことにしました。しかし語ると大した内容もないのに長くなりそうなので自粛しつつ…

見逃し回の内容が知りたくて検索かけたらTwitterにも引っ掛かったわけですが、何の違和感もなく観てた自分と異なり批判も多く、その内容が個人的に衝撃的で視聴とTwitter感想を合わせて味わうドラマになってしまってました。

「まれ」最終回。半年欠かした回もあったけれど、通してみせていただきました。ドラマなど久しぶりの視聴でしたが、感謝です。見始めたときは放置してたTwitterアカウントを再び開くきっかけになるとは思いもしませんでしたが、何故かある時からまれタグを開く毎日に。