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物語自体はあまりに全てがうまくいって架空のお話っぽいんだけど、唯一、若尾文子が入社した途端、会社の男どもがみな若尾文子を狙って殺到するところ、かなり現実味あった。若尾文子を平凡な娘として描く作品も多いので…。しかし実際、こんな美人が入社したら、ざわめかない方がおかしいと思う笑。 pic.twitter.com/czOSjsL5yC

ちょっと面白いと思ったのは、新橋OLが、丸の内OLをやっかむセリフ。 「私ね、丸の内に勤めてる同性の顔見ると、顔引っかいてやりたくなる。恋人にも事欠かないって話よ。青年社員の懐具合が違うもん。第一、お昼は会社の食堂で済ませるし、買い物は丸ビルか名店街でOK。ロマンチックね〜」 とのこと。 pic.twitter.com/OYSrDOtyY4

『最高殊勲夫人』1959年 若尾文子の父（宮口精二）が勤める会社のある場所。おそらく港区新橋2丁目6番地あたりだと思う。 左下隅に国鉄の高架がギリギリ見えるのと、「しのだ寿司」「北京料理 新橋亭」があるため（両店とも移転済）。信号は新橋2丁目の交差点か。Googlemapだとこのあたり。 pic.twitter.com/cj8iEGzwtJ

『最高殊勲夫人』1959年 御茶ノ水界隈のシーン。秋葉原方面から見た、聖橋、神田川、国鉄、丸ノ内線、さらに遠くに緑色の市電も走っている！ 右手前に木造小建築がごちゃっと建っているけど、このあたり、今も昭和のままあまり変わっていない珍しい場所。でもいずれ再開発されそう。 pic.twitter.com/OgY5mVPOhZ

『最高殊勲夫人』1959年 高層ビルがなかった当時の丸の内の風景。東京中央郵便局、丸ビル、新丸ビル、東京駅。 （戦前の風景を想像する時はこのカラー映像で補完したい…） pic.twitter.com/3FvzipjS7B

十数年ぶりに見た、増村保造監督・若尾文子主演『最高殊勲夫人』。源氏鶏太原作のオフィスラブコメ。今見てもやはり面白かった。 また、丸の内と新橋のOL（BG）の対比、お嫁さん候補としてのOL、満員電車での通勤、TV業界の興隆、歌声喫茶の流行、と、1959年昭和34年公開当時の風俗も興味深い。 pic.twitter.com/zkknuyRxsA

チフスで妻を亡くした悲しみについて書いた松崎天民『同棲十三年』1914年 を読んでいたら、夏目漱石が天民にこんなお悔やみの手紙を送っていたらしく、ちょっと感動してしまった。 （同じく腸チフスで入院している2人の小さなお子さんに、なにか贈りものをしたい、という内容） #夏目漱石 #松崎天民 pic.twitter.com/jtHIliNmnY

さらに、同じ頃の昭和5年に発売された『東京盛り場風景』（酒井真人）も、かなり似たようなデザインだった。 これらのデザインは、何でもかんでもすべて抽象化してしまう日本の家紋の系譜にあるような気がする。 pic.twitter.com/DJuwvBmlJJ

そういえば、これより少し早い昭和5年頃に発売された四六書院の「通叢書」シリーズが、これと似たようなデザインの表紙だった。 この時期、こういうデザインが「モダン」で「尖端」だったのだろうなぁと思ったり。 pic.twitter.com/tHsGkgJN6E

昭和8-9年に出版された非凡閣「新選大衆小説全集」シリーズの菊池寛と川口松太郎を買った。 本自体はシブいのに、なぜか見返しのデザイン「だけ」が無駄にカワイイ。装幀はなんと岩田専太郎だった。 #昭和レトロ #昭和モダン #岩田専太郎 pic.twitter.com/zDgb85QqWG

「9 year Exhibition LIBRAIRIE 6」展 は終了致しました。沢山の方々にお越し頂きました。ありがとうございました！ 次回は4月6日(土)より湯沢薫「Hearing of your voice without words」展を開催致します。よろしくお願いいたします。 librairie6.exblog.jp pic.twitter.com/jpsZzTM67K

録画メモ★ 3/29金 9:00〜10:52 NHK BSプレミアム『スワンの恋』 フォルカー・シュレンドルフ監督による、プルースト『失われた時をもとめて』「スワンの恋」の映画化。 オデットがイメージと違う…と個人的には思ってしまったが、アラン・ドロン出てるし、レンタルDVDも無かったと思うし、要録画。 pic.twitter.com/to5jg5xoAH