12:02:05 以前ノルウェーの高校の先生でヨースタイン・ゴルデルの分かりやすい哲学書『ソフィーの世界』が売れた。 「あなたは誰?」で始まる。 自分の名前は知っている。 だけど一体あなた自身がどういう存在なのかはなかなかわからない。 そこから哲学は始まる。 自分ほど分からないものはない。
17:01:02 エジプトのスフィンクスは王の墓の守護神。 悪い奴がくると捕まえてなぞなぞを出す。 もし答えられないと殺す。 「最初は4本足だが やがて2本足になり 最後は3本足で動くようになる生き物は?」 人間に人間のことを聞いているのに答えられないのは 自分の姿を知らなさすぎということを教えている。
18:32:04 分かっているようで一番分からないのが自分。 その本当の自分の姿を教えられたのが仏教。 だから仏教を自覚教といわれる。 自分自身を発見して自分自身が変わる。 仏教を聞けば聞くほど今まで知らなかった自己が知らされる。 「仏道を習らうは自己を習うなり」(道元)
19:59:02 ブッダがお亡くなりになる時説かれた 『涅槃経』に仏教を法鏡といわれている。 仏教=法鏡 「法」とはダルマといって真実とかありのままという意味。 「鏡」とは鏡ということであなた自身を照らし出す働きのあるもの。 仏教を聞けば自分のありのままの姿が照らし出される。
21:32:02 仏教というと葬式や法事だと思っている人が多い。 でも実は自分自身の本当の姿を教えたもの。 仏教を聞くとこれまでは見えなかった私の姿が見えてくる。 仏教によって私の知らなかった本当の私にあえる。 「よもすがら 仏の道に 入りぬれば 我が心にぞ たずねいりぬる」(源信僧都)