00:05:26 いわば、私たちが普段認識していない「潜在意識」が引き寄せの法則を働かせて人生を創造しているのです。
00:31:14 普段は、表面意識にのぼってこない潜在意識の記憶の一例として、子ども時代の記憶を取り上げます。容姿が素晴らしい女性が子ども時代、父親に「お前は容姿が悪いから、すばらしいパートナーシップは無理だろう。仕事でしか生きていけないだろう」と言われ続けていたとします。
01:05:21 父親に認められなかった悲しみと「自分は容姿が悪い」と いう自己認識に関わる決め事は、その方の潜在意識の中に深く入っています。
01:31:14 つまり、自分は容姿が悪いから、すばらしいパートナーシップは無理だろう、仕事でしか生きていけない、という引き寄せの法則を人生において働かせ続け、自分の容姿が悪いという世界観を元に、大学、仕事、恋愛結婚、将来設計において様々な選択をして人生を引き寄せ続けます。
02:05:30 特に仕事では、容姿がすばらしいのに、その才能は生かされない職業選択がなされるでしょう。
02:31:14 また、すばらしいパートナーシップにも出会わない人生を自覚なく引き寄せ続けるでしょう。でも、あるときに、この女性が引き寄せの法則を知って「パートナーが欲しい」と願い祈り出したとします。
03:05:19 表面意識では「すばらしいパートナーが欲しい」という引き寄せが始まったとしても、潜在意識で「自分は容姿が悪いからすばらしいパートナーは無理」という引き寄せは引き続き、行われています。
03:31:13 この場合、表面意識で、「すばらしいパートナーが欲しい」と願い祈っても現実化しないなら、引き寄せが失敗しているのでなく、自分の中の表面意識と潜在意識を合わせた引き寄せの結果が、すばらしいパートナーに期限内に出会えないという状況であり、まさに引き寄せが成功し望みが叶っているのです。
04:05:28 ですから、 「今ここにあるすべては自分が引き寄せたもの」という原則を認め、 引き寄せの法則は今すでに成功しているので、 望む結果を変えたいのであれば、 引き寄せた自分の心の内面がどうなっているか を精妙に見ていく必要があります。
04:31:14 先ほどのサンプルの話での、潜在意識の中の「お前は容姿が悪いから、すばらしいパートナーシップは無理だろう。仕事でしか生きていけない」というような悲しみの感覚と決め事、自己認識は、いつもご本人が日常生活でアクセスしているわけではありません。
05:05:19 ただ、この心は「私は容姿が悪いから、すばらしいパートナーシップは無理で、 仕事でしか生きていけない」人生を引き寄せ続けます。 私たちの潜在意識の中には、本当にいろいろな タイプの心(意識)が存在しています。 子ども時代の記憶だけではありません。
05:31:14 子どもの時の記憶の例は、思い出そうとすれば「そうだった」と思い出すこともありますが、もっと深く、理由すらわからない気持ちや決め事が私たちの中には存在します。
06:05:27 私たちが物心ついたときからすでに持っている、こんなものが好き・嫌い、気になる・気にならない、得意・不得意、社交的・内向的、明るい・暗い、好みや性格にも個人差が存在します。
06:31:14 何かをしたらうまくいかないという感覚や、 いつも自分は大事にされていない、愛されていないという感覚、 自分はずっと貧しいのではないかという意識、 みんなから嫌われるのではないかという意識、喧嘩したくなる感覚、 様々なものが存在します。
07:05:22 自分の中に存在する潜在意識は、様々なところからの影響を受けています。 たとえば、ご自分の家族や親族の中にある特定の意識や考え方、 行動のパターンのようなものは、ご自分の潜在意識の中に入っています。
07:31:14 また、心(意識)の特徴は体にも現れますので、 もし、ご両親や親族に体の特徴が顕著であれば、 その体の特徴を生み出しやすい心(意識)も、ご自分の潜在意識の中に入っています。
08:05:35 さらに深く言えば、 お住まいの地域の文化風習や考え方、雰囲気、 行動パターン、日本という国の文化風習や考え方、 雰囲気、行動パターン、 さらに、アジア全体と文化風習や考え方、雰囲気、行動パターン、
08:31:16 さらに、 人類全体に共通するエディプスコンプレックスのような心のパターン、 世界中の神話にみられるような人間の行動認識パターン なども潜在意識に影響を与えています。
09:05:23 東日本大震災のような大災害のとき、私たちは意識していなくても(つまり、誰に言われなくても)潜在意識の中にある決め事によって行動しています。つまり、「日本人とは、個よりも全体がよくなるように、和して秩序を保って対応するものだ」という誇りに近い感覚と決め事があります。
09:31:16 したがって、実際に東日本大震災の際には、日本人の多くが、 子どもまでもがそのような行動をとりました。 その行動は、外国の方たちを大いに驚かせました。
10:05:36 私たち一人ひとりの潜在意識では当たり前のことが、 他の人からはまったく当たり前ではないのです。 私たちの中にある潜在意識の感覚と決め事は、 私たちの行動に影響を与え、未来の現実を創造して、引き寄せを行っていきます。
10:31:15 引き寄せの法則にうまく働いてもらうことを考えていく時、 自分の人生を大きく変えようと決意した時、 潜在意識の引き寄せているものを感じ、 もしネガティブな結果を引きよせているのであれば 「ネガティブな引き寄せの法則の源」とは 何かを感じ見ていくことは、とても役に立つ視点です。
11:05:25 今、この瞬間、今ここにあるすべては、私たちがすべて引き寄せたものです。 そして、今、この瞬間、私たちの心(意識)で、 表面意識、潜在意識で望んでいることはすべて現実化しています。 だからこそ、私たちの人生は、引き寄せを意識していなくても 私たち自身の心(意識)の写し鏡なのです。
11:31:15 また、会社は経営者の心(意識)の写し鏡であり、 経営者が表面意識、潜在意識の決め事、引き寄せようとしていることが すべて叶って今の会社が存在しています。 ですから、「心が変われば経営が変わる」と言えるのです。
12:05:33 会社を、そして人生を大きく変えていくには、 すべてが引き寄せの法則ですでに引き寄せられていると捉え、 新しく望みを作り変え、願い祈り続けること。 新しい現実を創造するのにふさわしくない 過去の感覚や決め事をやめようと思い、願い祈っていくことが 新しい未来を創っていきます。
12:31:15 ご自分の表面意識、特に潜在意識の中にある、感覚・決め事が、 現実の状況を引き寄せていることに気づき、 今から新しい方向に現実を引き寄せ直したいと思った時、 引き寄せる力をパワフルにするポイントをお伝えします。
13:05:24 引き寄せの法則は「根源の力」に、自分の引き寄せたいものや 状況が実現することを願い祈ることで働きます。 ここでご紹介する、とても大切な原則は「すべてのものは二度作られる」という原則です。
13:31:15 「すべてのものは二度作られる」原則とは、 ありとあらゆるものがこの3次元世界に顕れる時には、 心のイメージでまず一度、形作られ、 それから、物質・状況として誕生するという原則です。
14:05:34 たとえば、建築会社がマンションを建てる際、 いきなり工事をスタートさせることはありません。 なりゆき任せで建てることもありません。 まずは、そのマンションにはどんな人たちが住むのか、 場所はどこにするのか、何階建てか、デザインはどうか、ということが考えられ、
14:31:16 関係者の心の中のイメージとして出来上がっていきます。 それから、設計士さんの助けを得て設計図となり、 建築方法や完成時期などのプランニングが行われ、建築計画書が完成します。
15:05:22 つまり、建物のイメージが1つ目の創造のプロセスであり、 具体的に完成にむけて現実化がスタートして、 土地取得、設計契約、施工契約がなされていきます。
15:31:16 そして、大安吉日に地鎮祭がとりおこなわれ、 土地の神様を鎮め、土地を利用させてもらうお願いと 工事の無事を祈る安全の祈願がされ、着工が始まり、 2つ目の創造として、実際のマンションが誕生します。
16:05:35 マンションの建築ほど大掛かりなものでなくても、 旅行などであっても、同じようなプロセスで心の中のイメージが形になっていきます。 旅行のように、自分自身の考えや行動力の範囲内、 またリスクが負えるようなレベルのものは、 おぼろげな心のイメージを作り、なりゆきを楽しんでも良いです。
16:31:15 現実化できていない、自分の今のスケールを超えているようなもの、 また、自分自身の力だけで完結できないようなものは、 「すべてのものは二度作られる」原則の1つ目の創造のプロセス、心の中のイメージを明確で具体的にする必要があります。それによって、引き寄せる力を強化していきます。
17:05:26 引き寄せの法則が働きやすい理想の状態は、心(意識)の中で、ありありとイメージできることです。ありありとイメージできる前の段階として、自分が引き寄せたいと思っていることについて、以下の「SMARTの法則」の条件を満たしているかをチェックしてみてください。
17:31:15 条件を満たしていないなら満たすように、願い祈りに修正を加えてみてください。 SMARTの法則とは、以下の項目の頭の頭文字をとったものです。
18:05:33 SSpecific=具体的、わかりやすい MMeasurable=計測可能、数字になっている AAgreedupon=自分がやりたいと同意できる(少なくとも表面意識で)
18:31:15 RRealistic=現実的である TTimely=期限が明確である ※現実的であるというところについては、 のちほどご説明しますが、自分の小さいスケールの現実的にならないことが大切です。
19:05:24 ありありとイメージできることを最終目標として、 少なくても、この「SMARTの法則」を満たして、 引き寄せたいことや状況を具体的明確に、 「根源の力」にその実現を願い祈ってください。
19:31:15 願い祈るということは、お正月に初詣に行った時に、 家内安全・商売繁昌を祈ったりするのと同じ感覚です。 受験生が「この大学に受からせてください」と願い祈るような感覚です。
20:05:34 叶えたいこと、自分のスケールを超えるようなことは、 ありありとイメージしたり「SMARTの法則」を 満たした願いと祈りをすることを意識してみてください。 ありありと具体的にイメージしなくても、 「SMARTの法則」を満たしていない願いや祈りであっても、現実を動かすことはできます。
20:31:16 怪我をしたら治りますように、 人間関係が良くなりますように、 魅力的になりたかったら魅力的になりますように、 異性に好かれたかったら好かれるようになりますように、 事業の業績が悪かったら良くなりますようにと、 常に願い祈ることを続ければ、現実はそのような方向に動いてきます。
21:05:23 「引き寄せの法則」という言葉は広まっていますが、一般に広まっているイメージは、欲しいものや望ましい状況が自分の手元にやってくる現実を創るものと言えます。 たとえば・二人乗りのオープンカー・夜景がきれいで海がみえるタワーマンションの高層階・最高級グレードのカメラだったり、
21:31:15 ・目標の年収自分が取り組んでいることの級や修了証 ・何かの賞に入賞することというような状況です。 人によって、欲しいものはさまざま、たくさんあると思います。
22:05:37 これらの引き寄せたいものや状況は、自分が必死になって 働いたりして手に入れられるものもあります。 自分が頑張って実現させるのも素晴らしいことですが、 自分が頑張っても無理なレベルのものや、 自分だけの影響では達成しづらいものも中には存在します。
22:31:16 手に入れようと思ったものを必死になって手に入れるというやり方だけでなく、もう少し楽に、想定しないようなラッキーな方法で、または、他の誰かが動く流れが自然に起きて、自分の手元に引きよせられてくる。それが、「引き寄せの法則」と言えます。
23:05:26 たとえば、二人乗りのオープンカーが欲しいと思っていたら、誰かからキャンペーンの話を聞いて応募したところ、当選してしまったというようなお話です。引き寄せようとする前には想定もしないやり方で、しかもそれほど大変ではないやり方で自分の手元に来るのが、引き寄せの法則の理想と言えます。
23:31:16 このサンプルの話を元に、引き寄せの法則の背景にあるものを見ていきます。車を引き寄せるにあたって、純粋に自分の力と思える部分、自分がコントロールできる部分は多くはありません。