22:11:28 みなさん、こんばんは。 子供のころ、ニガくて大キライだったピーマンが、大人になって食べられるようになるのは、実は味覚がニブくなってくるからなのだとか…そんなハナシを聞いて、ややニガい気分になっている“今はピーマン好き”タクミです。
22:13:09 なんでもそれは“恥”も同じだそうで…人間、年をとると“ハズカシイ”と感じる回路がニブくなるのだとか。「年を重ねて、オレも人並みに人付き合いができるようになったかな」と思ったら、単にニブくなったのと周囲が気をつかってくれてるだけだったりして。
22:15:27 考えてみると…小学生の頃は、自分の書いた作文を他人サマに読まれるなんて、恥ずかしくてゼッタイにイヤだったのが…気がつけば『シナリオ』と称する激・長文を世間サマに大公開して平気なカオをしているワケで…人間、変わる(ニブくなる?)ものだな…と思ってみたり。
22:18:02 世の中の“創作ブツ”を見渡してみると…小説からマンガから映画から歌詞まで、『作り手が“おのれ”をさらけ出す』タイプと『あくまで“作りもの”として自分を出さない』タイプがありますが…そんなワケで個人的には、圧倒的“後者”だったりします。
22:20:09 そんなボクでも、当時のシナリオを読み返していると…制作時、そのとき考えている“ホンネ”というか“タマシイの叫び”みたいなものが漏れ出ていることがあり…そのときの状況を思い出して個人的に「あー…出てるな」なんて思うことが。
22:22:03 たとえば…アニメ版ではシーンごと変更になりましたが、倉院の里の地震の後、葉桜院に駆けつけた際、狩魔冥が 「プライドなんて、生きてゆくにはジャマなだけのシロモノよ。でも、いいシゴトをするためにはなくてはならない」 なんて言うのですが…
22:24:16 これは当時、終着点が見えないまま最終話を書いていて、どうもこのままでは理想のレベルに届きそうもなく、迫るシメキリをニラみながら「どうしよう。。」と不安でグルグルしていたときに出てきた、自分にだけ妙にナマナマしく響くコトバだったり。。
22:27:32 どうも、こういうのは追いつめられたときに“ひょい”とカオを出すようで…思えば、ヤケに追いつめられてばかりだった《大逆転裁判》のシナリオにも、思い当たるホンネのセリフが何個かあって…いつの日か、さらにニブくなったボクが、懐かしく思い出す日がくるのかしらん。。
22:29:53 …と。そんな感慨など軽く吹き飛ばす最大風速で、アニメ『逆転裁判』が今週もやってきます。いよいよ来週で最終回…ここからはもう、両手で数えても足りない“クライマックス”の連続です。全7回をかけて描いても、この『密度』と『速度』…おそるべし、最終話。
22:32:53 そんなワケで。明日はアニメ『逆転裁判』…第22話『華麗なる逆転 6th Trial』 いよいよ正体を現した美柳ちなみと成歩堂の最後の闘い! 解き明かされる真実! 何もかもが見逃せないッ! まばたき厳禁の30分…どうぞ、おたのしみに!